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赤いバトンを握りしめて

2017/09/25

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AkiSato

「今、いのちがあなたを生きている」 数年前、京都市内を走るバスの中から一瞬見えた言葉。 数日前の新聞であらためて紹介されているのを目にした。 当時、ひどく考えさせられた言葉だった。 いま自分の名前で自分の人生を生きている、けれども たまたまこの体であり顔であり名前であっただけなのかもしれないと 深い迷路に迷い込んだ気持ちになった。 生まれ変わったら、いや生まれ変わることなんてないのかもしれないし、 生まれ変わったとしても人間じゃないかもしれない、 てんとう虫かもしれないし、一週間でいのちが終わる蝉かもしれない。 戦争の多い国に生まれるかもしれないし、ジャングルの中のアリンコになるかもしれない。 そんなことを考えていたら、一瞬楽しい気持ちになるのだけれど、 切ない気持ちにもなった。 結局最後に考えたことは、 せっかくもらった命。この命をしっかり生き切ろう、だった。 誰かからもらった赤いバトンを右手に握りしめて。



この記事を書いた人

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AkiSato

仙台放送アナウンサー、テレビ神奈川アナウンサーを経てフリーランスに転向。映像制作のほか実況、司会業も