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25年の旅の終わり

2019/05/15

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AkiSato

約25年前、大学1年の春。SoftBankの前身、東京デジタルホンの携帯を初めて所有。調子に乗って使ってたら、電話代があっという間に6万を超え、親から鬼叱られる。

大学2年、東芝製キャロッツでPHSデビュー。地下に入るとすぐつながらなくなり、地下恐怖症に。

それからというもの、折りたたみだの、全画面タッチパネルだの、アンテナが伸びるだの要らないだの、とにかく25年、結局ずっとお世話になってきたのは、三大キャリア様だった。

しかしその三大キャリア様をついに卒業した昨日。


2年使ってきたiPhone側面から恐る恐るSIMを取り出し、入れ替える。

と同時に、三大キャリア様のマークが画面から消失。

パソコン画面で回線切替の手続きを済ませたらあっという間に、格安SIMの回線表示がどーん。

たった5分の出来事だった。


…なんだ、このあっさり感は。


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別になにが、というわけでもないが、、、三大キャリアを離れるというのは結構不安だった。


でもその「不安」、って何なの? 考えてみた。

三大キャリア様に色々任せておけば、まぁ安心だからとか、さらにはそのまま機種変更すれば新しいスマホが少々安く手に入るからとか、単に手続きが煩雑そうだからとか… 

よくよく考えると「不安」じゃなくて、自分の思考停止だったように思う。

あんまり深く調べもせずに、次々と目の前にやってくる船に乗っかってました、的な。


これだけ「日本は通信料が高すぎるんだ!」と話題になって、格安スマホが闊歩してる印象があっても、日本でのMVNOのシェアは11.5%(総務省調べ)らしい。

家族で入ると割安になるサービスなどをCMでガンガン流して客を囲い込もうと必死な各社。

料金を維持しつつ新しい機種を手に入れることができるぜ~と、「キャリア乗り換え連続の術」を繰り出す利用者。

両方ともになんとなく違和感がずっとあった。


書くのが遅くなりましたが、私が三大キャリア様と決別しようと思った理由は、月々の利用料はもちろん、何より、「いまのスマホ、まだぜんぜん使えるし」だった。


つまり、もったいない。


いや、手放さなくてもいいんですよ。一定期間割引されていたスマホ代を乗せたままの利用料金で、以降も使えるんですから。

でも、実質はスマホ代(端末代)を支払い終えたのに、月々の利用料金が減ることもなく変わらず使い続けるって、、、やっぱり変。

ならば、「機種変更して(=新しい端末を「買って」)また割り引いてもらおう!」という気には、なれなかった。

なぜならまだ2年ちょっとしか使ってなくて、今のスマホさんは全然問題ない。そんなスマホさんをやれ下取りだ、やれ売買だ、と「なにも考えずに手放してしまう」のが嫌だった。


確かに部品を含めて再利用されたり、誰かの役に立ったりするのかもしれない。

でもそれは結局自分の与り知らないところで起きている出来事であって、よくわからない。

何より、思考停止したような感覚のまま、2年も付き合ってきた、問題ないスマホさんを手放すのがかわいそうだった。


と振り返っていると、25年前から始まった

「ピッチもったわよ!」

「アンテナがグングン伸びるのよ!」

「折りたためちゃうんだからね!」などの、「もっともっと新しいものを!便利なものを!」という私のアホな欲が尽きたのかもしれない。


それか、単純に年老いたのか。


どちらかはわからないが、「物の冥利」を見極めたいと樹木希林さんが話していたことを思い出す今日この頃です。


それでは、ごきげんよう。



この記事を書いた人

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AkiSato

仙台放送アナウンサー、テレビ神奈川アナウンサーを経てフリーランスに転向。映像制作のほか実況、司会業も

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