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真のふれあいって、なんだ?

2019/07/08

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AkiSato

仲間の応援をしに、初めて障がい者が参加する陸上競技大会へ足を運んだ。

7月6、7日に町田市で開かれた関東パラと言われる大きな大会だ。

小学校などでのスポーツ義足体験授業の講師を始めてもうすぐ2年。

そこに参加してくれているアスリートたちの姿をどうしても見たくて、

電車とバスを乗り継いで足を運んだ。

東京2020まであと一年と少し。

大舞台を目指すアスリートにとっては、一つ一つの大会が貴重だ。

あいにくの雨の中、しかしアスリートたちはとても輝いていた。

強まる雨も風も物ともせず、ブレードを地面に力強く打ち付け、

風を切るように腕を振り、前だけを向いて走っていた。

ひたすらかっこよかった。

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義足授業ではこれまで10人以上の義足アスリートや義足ユーザーが参加している。

日本各地をともに移動して、授業をして、話をして、ごはんを食べる。

私の人生史上、もっとも深く障がい者と交わる時間になっている。

どう接したらいいかな、

聞いていいのかな、

なにか手伝えることがあるのかな、、、

初めは戸惑うことが本当に多かったように思う。

それは、私自身、障がいのある人に「慣れていなかった」から。

自分と見た目が違う人、機能が違う人を前にして、戸惑っていた。

それは同時に、私が生きてきた環境が、

障がいのある人に慣れるような環境ではなかったということを示している。

学校で、会社で、ひっくるめると、社会の中で、真のふれあいをしてこなかった。

「障がいのある人を知っている」は単なる知識だと、痛感した。

10人の義足ユーザーがいれば、考え方、感じ方は10通りある。

「正座ができない」「スリッパがうまく履けない」など暮らしの中での共通点はあったとしても、

「これがあると助かる」とか「こうしてもらったらいいかも」というようなことは一人一人違うんだ、とわかってきた。

そして、気づいた。

相手のことを考えることって、

別に障がいの有無に関係なく、すごく大切なことだよな、って。

確認したければ、ちょっと勇気を出して聞いてみればいいだけのことで、

そのちょっとした勇気を持てるようになることが大事。

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話は戻って、町田市立陸上競技場。

競技の合間に場内をうろうろしてみた。

義足はその辺にゴロゴロと転がっているし、

車いすユーザーは気持ちいいくらいに軽快に動いている。

そんな風景に前よりも「慣れた」自分がいることに気づいた時間だった。



この記事を書いた人

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AkiSato

仙台放送アナウンサー、テレビ神奈川アナウンサーを経てフリーランスに転向。映像制作のほか実況、司会業も